安倍外交が失敗に終わる理由

反日行動を取り続ける韓国を除いて、無事平穏な外交をしてきた安倍総理に対し、トランプ大統領安倍総理のことを友人と呼び、プーチン大統領も、北方領土を棚に上げれば友好的な発言をしている。一見うまくいっているように見えるが、これは一時的なものに思えてならない。というのも、安倍総理は諸外国に対して何ら協力的な姿勢を見せていないからだ。

例えば韓国が竹島を不法占拠して軍事訓練を行っているが、今度は竹島の上空にロシアの偵察機が侵入したが、これはロシアが竹島を占拠するということではない。日ロ平和条約を結べば、うるさい韓国を黙らせてやれるぞというプーチン大統領のメッセージだ。ロシアは日本との国交の先にあるビジョンを見せようとしている。日本の利益も考えているということだ。しかし、安倍総理は平和条約を前向きに進めると言っているが、ロシアに対して何を提供するかを考えていない。ロシアのG7復帰に対しても、アメリカやイギリスは支持を表明しているが、安倍総理は何も考えを示していない。

トランプ大統領が中国と手を切ってアメリカにつけと言っても、今年はトランプ大統領国賓として招待し、来年は習近平国家主席国賓として招待する。中国の対応を見ると暴力団のように見えるが、安倍総理は友好的な対応をしている。つまり自国の利益のためなら人権を無視しても良いと判断している。


そこにあるのは結局自分さえ良ければいいという考え方のように思える。こんな国と友好的に付き合うことができるだろうか。今国交がうまくいっているように見えるのは、貿易戦争中で相手側に付かれると困るからだ。


この貿易戦争ではまだ決着はついていないがアメリカが勝っても日本を友好的な国とは考えないだろう。アメリカに付けと言っているのに中国と貿易を深め、中国を支援した国として見られるのは確実だ。逆に中国が勝った場合でも同じことが言える。そもそも中国はまともな国ではない。


自分の利益しか考えず、他国の人権を無視するような国に未来はない。